「なんか、この人といると調子が狂う」
「なんで、そういうことするんだろう…」
あなたの周りに、なぜか少しだけムカっとしたり、癇に障ったりする人はいませんか。 普通に考えれば、「性格が合わない人」として、そっと距離を置くはずです。
でも、もし、その「合わない」という感覚こそが、二人が強く惹かれ合っている、何よりのサインだとしたら?
実は、私たち生き物は、自分とは違う遺伝子を持つ相手に、無意識に惹かれるようにできている、と言われています。 それは、自分にないものを補い、より強い子孫を残すための、本能的なプログラムなのかもしれません。
これを恋愛に置き換えてみると、とても興味深いことがわかります。
あなたが「なんでそうなるの?」と感じる、その戸惑いや違和感。 それは、相手が、あなたにはない感性や価値観を持っている、という証拠なのです。
そして、その「自分にはないもの」を持っている相手と一緒になることで、お互いの欠けている部分を補い合い、一人では見ることのできなかった、新しい世界を見ることができるのかもしれません。
考えてみてください。 あなたと、全く同じタイプの人がいたとします。 確かに、一緒にいて楽かもしれません。衝突することもないでしょう。 でも、そこには、新しい発見や、化学反応は生まれるでしょうか。
むしろ、あなたとは正反対のタイプの相手。
- おしゃべりなあなた と 聞き上手で物静かな相手
- 暑がりなあなた と 寒がりな相手
- 几帳面なあなた と 少し大雑把な相手
最初は、理解できないことだらけかもしれません。
でも、おしゃべりなあなたは、彼の静けさに癒され、物静かな彼は、あなたの明るさに救われる。
暑がりなあなたは、彼がかけてくれるブランケットの温かさを知り、寒がりな彼は、あなたといる夏が、少しだけ好きになる。
そうやって、自分一人では決して成り立たなかった、完璧なバランスが生まれるのです。
もちろん、ただ単に失礼な人や、思いやりのない人まで、運命の人だと言うつもりはありません。
でも、もし、あなたが誰かに対して「ムカつくんだけど、なぜか気になる」という、矛盾した感情を抱いたなら。 一度、立ち止まってみてください。
そのザワザワした感情は、あなたの本能が、「ここに、あなたの失われた片割れがいますよ」と、教えてくれているサインなのかもしれないのですから。