「ねぇ、聞いてる？」
あなたが今日あった出来事を話しているのに、彼はどこか上の空。 そんな彼の態度に、イライラしてしまった経験、ありませんか？
それは、彼があなたの話を愛していないからではありません。
ただ、男性という生き物は、ゴールがない話が、少しだけ苦手なのです。
思い出してみてください。 小学生の頃の男の子たちを。
ドッジボールで、最後まで生き残るという目標。 給食で余った牛乳を、じゃんけんで勝ち取るという目標。
男性は、小さな頃から、わかりやすい目標に向かって行動し、「ゲットする」ことが大好きな生き物。そして、その性質は、大人になっても、ほとんど変わらないのです。
仕事に納期やノルマがあるから頑張れるように、彼らには、常に「目標」が必要なのです。
だとしたら、あなたとの関係においても、彼に簡単な「責務」という名の目標を与えてあげればいいのです。
「電球、換えてくれないかな？」
「荷物が重くて持てないから、迎えに来てほしいな」
「虫が怖いから、助けに来て！」
大げさなことでなくても、たとえ嘘でも構いません。 ここで一番大切なのは、
「あなただから、お願いしてるの」という、特別な姿勢を見せることです。
「あなただから、頼れる」 「この件は、あなたにだけ任せたい」
そうやって、彼の得意なことを頼って、責務を与えてあげる。
例えば、彼がラーメンに詳しかったら、「ラーメンが詳しい〇〇さんだからこそ、美味しいお店に連れてってくれない？」とお願いしてみる。
そして、連れて行ってくれたお店で、最高に美味しそうにラーメンを食べるのです。
「〇〇さんが教えてくれるラーメン屋さん以外、もう行かないかも」
そんな風に伝えてあげれば、彼にとって「あなたに美味しいラーメンを食べさせること」は、立派な責務になります。
「仕方ないなぁ」なんて言いながらも、頼ってくれるあなたに対して、男性はどんどん愛着を持つようになるのです。
「ここは、あなただけに任せたい」
そんな、彼だけの特別な役割が、二人の間にいくつかあると、彼はあなたを、自分の人生にとって、なくてはならない大事な存在だと認識するようになります。
彼に、あなただけのヒーローになるための「責務」を、与えてあげてみませんか。
